仙台自衛官保険金殺人も嘘
この事件も裁判の内容を見ると明らかに不自然な点があります。
まずは事件や裁判の内容です。
00年8月に自衛官だった高橋光成さん(当時45歳)をその妻高橋まゆみ(49)、菅田伸也(32)、鈴木浩人(31)、山田純也(32)、佐々木誠(32)が保険金目的で知り合いの暴力団員ら4人などと共謀して首吊り自殺に見せかけて殺害した。 という事件です。 この事件に関わっていた犯人たちはそれぞれ別の殺人事件や犯罪にも関与していた極悪集団という設定になっているのです。
そのため裁判では複数の事件を一括して審理を行うという異例の裁判になっているのです。
例えばこの中の菅田伸也(32)は自衛官殺人以外にも99年に暴力団員殺人事件と04年の仙台飲食店経営者失踪事件に関与していたため、3件の事件の裁判を連続して行うという異例の事態になっています。
そしてこの99年と04年の2つの事件の共犯者である笹本智之(35)という男が「菅田伸也は他にも00年に自衛官を殺害している」と供述したことによって自衛官殺人事件が発覚し、妻と菅田を含む5人が10年3月に逮捕されたのです。
99年
暴力団組員殺人殺人事件発生
00年8月
自衛官(高橋光成さん)保険金殺人事件発生
04年
そしてこの99年と04年の事件に関する笹本の裁判、さらに菅田や被害者の妻まゆみが関与した自衛官殺人事件の裁判も異常なのです。
99と04年の事件に対する笹本の起訴は10年2月です。そしてその裁判の判決は10年7月です。
また自衛官殺人での5人に対する起訴は10年3月です。そして始めの裁判が行われた鈴木浩人に対する判決は10年の7月です。
いずれも6年から10年も前の、しかも遺体が存在していない事件であるにも関わらず、起訴からわずか4、5ヶ月で判決がでているのです。
現在裁判員裁判になってから裁判が長期化するようになって、起訴から判決まで1年以上裁判が続くことが多くなっていることが問題になっている状況なのです。
そんな中でこんな難解なはずの事件の公判がこんなに早く始まり判決までたどり着いているのです。
仙台飲食店経営者失踪事件発生
09年10月
暴力団員&仙台飲食店経営者殺人犯逮捕
菅田伸也(32)、笹本智之(35)
逮捕後笹本は「菅田が00年に自衛官を殺害した」と供述
10年3月
自衛官保険金殺人犯逮捕
笹本の供述により、妻高橋まゆみ(49)、菅田伸也(32)、鈴木浩人(31)、山田純也(32)、佐々木誠(32)が逮捕された
そしてこの99年と04年の事件に関する笹本の裁判、さらに菅田や被害者の妻まゆみが関与した自衛官殺人事件の裁判も異常なのです。
99と04年の事件に対する笹本の起訴は10年2月です。そしてその裁判の判決は10年7月です。
また自衛官殺人での5人に対する起訴は10年3月です。そして始めの裁判が行われた鈴木浩人に対する判決は10年の7月です。
いずれも6年から10年も前の、しかも遺体が存在していない事件であるにも関わらず、起訴からわずか4、5ヶ月で判決がでているのです。
現在裁判員裁判になってから裁判が長期化するようになって、起訴から判決まで1年以上裁判が続くことが多くなっていることが問題になっている状況なのです。
そんな中でこんな難解なはずの事件の公判がこんなに早く始まり判決までたどり着いているのです。
また菅田伸也は自衛官殺人は初公判の情報があるまでは一貫して否認を続けていたのです。それが初公判の情報では容疑を全面的に認めているのです。
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